2010年03月27日

建て方 初日-02 光格子

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南西角の出隅胴差下部となる1階の軸組みは、この家の最大の特徴である木格子が取り付きます。これはいわゆる耐力壁として建基法・告示1100号で評価されているもので、だれでも使える仕様です。
しかし、この壁倍率の評価方法では、本来のこの木格子の持つ性能を十分に評価し切れる指標でないのが残念です。それは、木造耐力壁ジャパンカップなどに参加する数多くの耐震要素としての壁(軸組み)を見ているとよく分かりますが、それはまた別のところでの話としておきます。以外にも木造というものは分かっているようで、まだまだ研究しなければならない事柄がいくらでもあるということです。

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格子組はそのまま見えますので、その加工には細心の注意が払われたことが、下小屋で組み立てられて、現場に運び込まれたものを見るとよく分かりました。
幅が1間半と1間の木格子がL字型になって、出角の壁を構成します。その組立ては、模型のシミュレーションとほぼ同じであったと思います。ここの出隅柱は管柱としていますが、通し柱では上下で格子壁の組立てができないためです。
実際の組立ては、見ていた限りではスムーズに思えましたが、棟梁からは「けっこう大変だったよ」と聞きました。感謝です。

1階の木格子壁が取り付き、長手方向に胴差が掛けられました。ここまでくれば、背骨にあばら骨となる床梁を順次掛け渡していくことで、2階の床組までは一気に組みあがることになります。
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規則正しく組まれた木の格子組はきれいですね。ここでも、構造即意匠という木の家の考えが活かされたものと思っています。
格子からもれてくる光を見ていて、これは木格子と言うより、「光格子」と呼ぶほうがよいと思いました。

[2010.03.27]
posted by 太郎丸 at 22:20| Comment(0) | 上尾の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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