2009年12月10日

地盤調査−SS試験

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現地調査時 霜柱も立っていたころ 足跡がくっきり

敷地は区画整理による施工で畑を宅地にした場所でした。まだ隣地は畑の状況もあります。地形図などでは、台地にあたり下位の地層のレベルでは良さそうでしたが、造成し直していることを考えると表層では柔らかい状況も想定されます。少なくとも周辺に建てられたばかりの住宅でのヒアリング(建て主さん)では、地盤改良等を行っているところはありませんでした。斜面地の造成ではありませんので、極端な土地の切り盛りはありません。

周囲の以前からある住宅の壁やブロック塀などにも気になるような亀裂の確認はありません。ともあれ、この敷地の地面の下を調べてみなければ、こればっかりは分かりません。

まずは、スウェーデン式サウンディング(SS)試験を行うことに。建物形状は矩形でその4隅の点と中心点の5ポイントを調べます。事前に建物配置図にその測定ポイントの指示を入れた図を調査会社に送っておおき、日程の調整をします。

地盤調査には必ず立ち会います。実際にロッドが地面に潜り込む様子を実感しておくことが必要と考えるからです。沈むといっても100kgの錘を乗せて、らせん状をした錐の先のような先端のポイントですから簡単に沈んだからといって慌てることはないのですが、その様子を見ておくことは感覚としても重要と考えています。ジワジワと沈むのか、ストーンと一気に沈むのか敷地によってさまざまです。

表土は造成後間もないこともあって、靴も潜り込むほど柔らかい。しかし、ここに建物の基礎を造るわけではなく、ある程度の深さまでは表層は欠き取ります。ここも柔らかいと問題ですが、それはなさそうでした。地表から2〜3m程度のところに極端な柔らかい層があるのかどうかが気になるところです。
今回の調査は、自動計測できる機械を用いたもので、刻々と数値が記録されていくようです。これですと、1人で調査できるので効率はよいのでしょう。従来のものであれば二人でないと調査作業ができませんから、ニーズに対応するにはこういった傾向になるのでしょう。

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オペレーターは1人
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400cm 1.00KN 換算N値=7.3の表示
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深く潜っているロッドを抜くのにはけっこうな力が必要
調査当日の夕方にはFAXで5ポイントの調査の生データが送られてきます。調査表からは各測定点での傾向はほとんど類似していたこともあり、地層としてのばらつきは少ないことが想定できました。
3.5m付近に多少柔らかい層が確認されています。ベタ基礎を想定していますので、この層にまでの影響もありますが、各点で同程度の層の深さであったこともあり、仮にこの層での多少の沈下があったとしても不同沈下の懸念は少ないと判断しました。
後日送られてくる調査会社からの評価も「良好」とされていましたので、敷地に対して特別な対応をとることはないとの判断をしています。

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調査データは数字で出てくることで、客観的であるため、小さな数値があると気に掛かってしまいがちですが、全体の傾向をつかむ事が重要でしょう。そもそものSS試験の精度の問題もありますし、過剰に反応しないほうが良いのではないかと最近では思っています。
[2008.0722]
posted by 太郎丸 at 13:21| Comment(0) | 上尾の木の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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